程よくサボる! 押し付けあって2位を目指せ!アウルアバウト
タイトル:アウルアバウト デザイン:TOM MATSUOKA イラスト:Romi プレイ人数:3〜6人 プレイ時間:15〜30分
どうも、がんちゃんです!
中学生の頃、スポーツテストなんかではいつもビリの方だった僕ですが、成長期を迎えた後知らない間に体格が出来上がり、上位を取れるようになっていました。
でも一番ではなかったので、悲しいですがモテませんでした。
学生の頃ってなんであんなに足が早い人やスポーツができる人がモテるんでしょう…。
さて、今回はサボっているのがバレないように頑張る!ただし1位は取りたくないから2位を目指すというトリックテイキングゲーム、アウルアバウトのご紹介です!
使うもの
1〜10までの数字カード(4~7は夜のフクロウカードあり)
リーダーカード
数字の強さカード
得点表カード2枚
得点管理用プレイヤーコマ
ゲームの準備
好きな色のプレイヤーコマを決め、得点表カードを写真のような形でセッティングします。
親を決め、親がリーダーカード(Lが書いてあるカード)を受け取り、数字の強さカードを赤い矢印が書いてある方を表にして置いておきます。
数字カードをよくシャッフルして、各プレイヤーの手札が8枚になるように配ります。
※参加人数に応じて手札の枚数が変わります、今回は4人プレイなので8枚。
効果付きカードのみ、裏の模様が違い他プレイヤーにも見えるようになっていますが、気にせず受け取りましょう。
ゲームのルール
ルールが2パターンあり
簡易ルールとトリック勝利時効果を使用する少し難しいルールとあります。
違いは効果カードがあるかないかで基本の遊び方は一緒です。
このゲームは少し見るものが多くて複雑なので、トリックテイキングに慣れていない人は簡易ルールで遊ぶのをおすすめします!
製作者さんがもう少し簡単に遊べるようにルール改訂中らしいです。
今回の参加者は普段からボドゲをやっていて、トリックテイキング自体は割と知っている人たちばかりだったので、効果ありルールでやりました。(説明は後ほど)
共通ルール
このゲームは、ゲーム終了時に、得点が上から2番目だった人の勝利となるので、程よく勝って2位を目指すゲームです。
【カードの出し方】
最初に親プレイヤーから順に時計回りにプレイします。
親プレイヤーは好きな数字カードを1枚出し、それ以降のプレイヤーは、前のプレイヤーが出した数字より大きい数字カードを持っていれば必ず出さなければいけません。
この辺りはトリックテイキングの基本ルールですね。カードの色が複数ありますが、このゲームでは色は関係ない点に少し注意が必要です。
【特殊なカード】
本来の数字とは別の数字になる効果を持ったカードがいくつか存在します。
1と2の数字カード:同じトリック中に、いずれかのプレイヤーが9または10の数字カードを出した場合、11または12として扱う
4~7の夜のフクロウカード:本来の数字+2が最終的な数字の強さになります。
他のプレイヤーはカードを出す際、本来の数字より大きい数字カードを出せばOK
ここぞと言う時の勝負に残しておいたり、はたまた他のプレイヤーを無理やり勝たせたりといった手段としても使えます。
使うタイミングを考えながら残しておくのもありですね!
【トリック毎の勝利判定】
全員がカードを1枚ずつ出し終えた後、一番数字の大きいカードを出したプレイヤーがそのトリックで勝利となり、全プレイヤーが場に出したカードの数字が一番大きいカードを上にして受け取り手元に置いておきます。
1カードの山につき1勝利とカウントするので、全て重ねないように注意しましょう。
発動している効果カードがある場合は、効果反映後の数字を基準に勝利判定を行いましょう。
トリック勝利プレイヤーはリーダーカードを受け取り、次トリックの親となります。
上記手順を手札がなくなるまで行ったら得点計算へと移ります。
【得点計算】
ラウンド終了時、トリック勝利数の多いプレイヤーから順に1位〜最下位となります。
1〜3位までのプレイヤーが得点を獲得することができ、順位ごとに得点の計算の仕方が異なります。
・1位:勝利したカードに書かれているトロフィー数の合計
・2位:1位のトロフィー数の合計-自分のトロフィー数の合計
・3位以降:1位のトロフィー数の合計-3位のプレイヤーのトロフィー数の合計
得点計算を行ったら、各プレイヤーのコマを獲得点数分進めます。
得点計算を終了後、得点カードの族長マスに到達しているプレイヤーがいなければ、再度手札を配り直して次のラウンドを開始します。
トリック勝利時効果ありルール
【勝利時効果】
特定の数字カードで勝った時、カードの強さが変化する効果を持つものなどの効果をもつカードがいくつか存在します。
効果の発動は、トリック勝利時の山の一番上に書かれているカードを発動します。
効果内容はわかりやすいもので行くと、数字の強さカードを裏返すことができ、数字の強さが反転するもの(大富豪でいう革命のようなもの)
勝利したトリック分の山を他のプレイヤーに押し付けることができたり、トリック終了時に好きなプレイヤーの数字を増やすカードを使えたりするものもあります。
1トリック終了毎に効果が発動するものになるので、上手いタイミングで勝って数字カードの強さを反転させたり、勝利数を他のプレイヤーに押し付けて逃げたりといった使い方ができます。
少し複雑なので、何度かやって感覚を掴むといいと思います。
ゲームの終了条件・勝利条件
【終了条件】
得点計算終了後、いずれかのプレイヤー得点が規定族長マス分に到達していた場合、ゲーム終了となります。
※ゴールの族長マスは参加人数により変動
【勝利条件】
ゲーム終了時、獲得点数が2位のプレイヤーの勝利
やってみての感想
トリテの基本ルールに、さらに効果を足してより面白くなったトリテだなと感じました!
その分ルールが複雑になって、多分いまいち理解しきれていない部分もあり、ルールとして抜けている部分があるかもしれません。
何度か他のトリテゲームはプレイしたことがあるのでそこに関しては問題なかったですが、効果等の部分を初見で見たときは全員少し困惑していましたw
複雑すぎると言うことで製作者さんもルール改訂をしている最中のようなので、そちらも楽しみに待ちましょう!
最終的には2位を目指さないといけないから、ただただ負けるだけではダメでしかも獲得できる点数は、トロフィーの数だったりするので、カードによって1枚あたり2トロフィーのカードもあったりと他のトリテに比べてより、思い通りに行かなさがすごく、モヤモヤはしますが、うまくいったときはより面白いと感じられました!
何度かプレイしてルールが完全に理解できたらかなり面白いゲームだと思います!
1回だけでなく何度か遊んでみてください!
おすすめ人数と遊ぶ時のポイント
【おすすめ人数】
5、6人といったところかなと思います。
僕が遊んだときは4人で遊んだのですが、少ない人数で遊ぶと、誰が何を出したかなんとなく覚えられてしまうのと、手元に来る数字カードが増えるので、勝利数の操作がしやすくなってしまうなーと思うところでした。
【遊ぶ時のポイント】
他のプレイヤーが出した数字カードを覚えおき、効果カードの使うタイミングを考えるといったあたりでしょうか?
特に1、2に関連するカード9,10なんかは使うタイミングによって必ず勝つまたは負けることができるのでこの4つの数字カードは出すタイミングが大事になってくると思います。
9,10の数字カードに関しては、大きい数字カードがあれば必ず出さなければいけないルールがある以上、どうしても序盤に出てしまいがちですが、1,2の数字カードが出ている場合であれば、必ず負けることができますね。
その辺りを意識しながら、カードを出すといいんじゃないでしょうか!
というわけで今回はここまで!
また次回〜
トリテ好きな人向けおすすめゲーム
ジンバブエトリック
親と同じ数字カードを出さなければいけないというルールをもとに、場に出した数字カードを次のトリックでも使用し、数字の桁数を上げていって数字同士を比べるトリテゲーム
ジンバブエドルがモチーフになっており、最終的に1京ぐらいの桁数になる面白いゲームです!
上洛
トリテで行動順を決め、陣取りをするというトリテに1要素追加された上洛
トリテ自体はそこまで複雑なルールはなく、陣取り要素の方が強め
プレイヤーカラーを決める武将の絵が書かれたカードも入っているので、戦国時代好きにおすすめできる見た目になっています!
その他ゲームも気になる方はこちら!
がんちゃんプロフィール 鳥取県出身、千葉在住の27歳男子 25歳の時にスーパーの仕事を辞め、思い切って上京。 仕事先の繋がりでボドゲカフェに行き、見事ボドゲにハマる。 普段のお仕事はゲーム開発、ボドゲで遊びながら紹介記事を書いてたりします。 Follow @fumitaka_iwata
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