【ボードゲーム紹介】ケルベロスの試練

ボードゲーム
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逃げるか、喰われて追うか!?ケルベロスの試練!!

タイトル:ケルベロスの試練
デザイナー:Pierre Buty
プレイ人数:3〜7人
プレイ時間:30〜45分

どうも、がんちゃんです!

死後の世界があるとすれば、やはり行くなら天国に行きたいですよね。

間違っても地獄には行きたくないものです。

さて、今回はそんな地獄から脱出する、半協力型ゲームケルベロスの試練のご紹介です!!

半協力型…一体何が起こるのか…

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使うもの

プレイボード全5枚

プレイヤーコマ

コマの色に対応したアクションカード各4枚(内容は同じです。)

ケルベロスコマ

ケルベロスダイス

サバイバルカード

裏切りカード

船タイル

吊り橋タイル(今回は使いません)

効果早見表カード

ゲームの準備

まずは、プレイヤーのコマの色を決め、同じ色のアクションカードを受け取ります。

表裏になっており、裏はケルベロス陣営になった時に使うので、最初は表向きにしておいてください。(人物が書かれている方が表

プレイボードは全部で5枚あり、間の3枚は表裏で難易度を変えることができます。

ドクロのマークの数が難易度なので、初めてやる場合はドクロの数10個がオススメらしいです。

写真のような形で、スタート位置にそれぞれのコマをセットし、歩数ダイスを参加人数に合わせたマークが書かれた場所に3の面が上に来るよう置きます。

その後、スタートプレイヤーを決めたらゲームスタートとなります。

ゲームのルール


このゲームは、地獄の門から脱出することを目的とした半協力型カードゲームです。

半協力型と聞いて疑問が浮かぶと思います。

全員で脱出を目指すのではないのか?

なんとこのゲームは脱出できる人数が限られたゲームとなっています!!


脱出するための船タイルに書かれた人数のみしか、地獄から脱出することはできません。

そのために、仲間を犠牲にしたり、時には助け合ったり…

では、犠牲にされたプレイヤーはそれ以降ゲームに参加できなくなるのか…?

いいえ、そうではありません。

犠牲にされた復讐を果たすため、ケルベロスとなって残っているプレイヤーを食ってしまいましょう。

【手番時にできること】

①アクションカードのプレイ

プレイヤーは、持っているアクションカードの中からどれか1枚必ずプレイします。

上下のそれぞれ違う効果が書かれており、好きな方を使用してOKです。


各プレイヤーがアクションを行うたびに、ケルベロスダイスに関するアクションも同時に行われます。(黒のキューブのような絵が描かれている部分)

人型の黒い色のマークが自分、白い色のマークが他のプレイヤーというところだけ一旦覚えておいてください。

マークの意味について

人型のマーク:対象のプレイヤーの選択。

黄色い長方形のマーク:サバイバルカードに関するアクションを行います。(カードの獲得、カードの破棄)

黒い四角のマーク:ケルベロスダイスに関するアクションが行われます。(ダイスの移動、ケルベロスの怒りの増減)

緑色の矢印:対応するマークの前進、増加を行います。

赤色の矢印:対応するマークの後退、減少を行います。

船のマーク:脱出船を確認または位置の入れ替えを行います。

アクションカードマーク:使用済みのアクションカードを回収します。


アクションカードをプレイする際に、対象になるプレイヤーの選択をし、そのプレイヤーを移動したり、サバイバルカードを渡したりというアクションを行います。

この時に渡した相手や優遇した相手によって、後々協力してくれるかどうかが決まるので誰を選ぶかは大事になるかもしれませんねw


②サバイバルカードの使用

①のアクションで獲得したサバイバルカードは、自分の手番時であればいつでも使用することが可能です。

サバイバルカードには、使用できるアクションが2通り書いてあり、発動できる条件が異なります。

1つ目の条件は、デメリットなしで発動できる代わりに、効果が薄いもの。

2つ目の条件は、使おうとしているサバイバルカード以外のカードを決められた数捨て、発動する代わりに効果の高いものなどがあります。

効果としては、追加で移動できたり、ケルベロスダイスを一つ下げたりといったものです。


③ケルベロスダイスの処理

①の説明部分でも書いた通り、プレイヤーがアクションカードまたは特定のサバイバルカードを使用すると同時に、ケルベロスダイスにも以下のアクションのどちらかが行われます。


ダイスの移動:矢印の色に応じて、ダイスが1マス移動します。

ケルベロスの怒り:書いてある数字と矢印の色に応じて、ダイスの数字が増減します。


ダイスの移動は文字通り、ダイスが左右のどちらかに移動します。

ケルベロスの怒りとは、各プレイヤーの手番終了時に、ケルベロスダイスがダイスマスの右端にあった場合、ケルベロスコマの移動が発生します。

その時に移動するマスの数を決定するのがダイスの数字、というわけです。

なるべく怒らせないようにしないと、すぐに追いつかれて食べられてしまうので気をつけましょう…

一度移動が発生すると、ケルベロスダイスはスタートの位置に戻ります。


④ケルベロスの捕食(陣営の変化)

③のアクションでケルベロスコマの移動が発生した際、いずれかのプレイヤーがケルベロスに追いつかれてしまった時にのみ発生します。

他のゲームだと、追いつかれてしまった場合、ゲーム脱落となるのが一般的なイメージがありますが、このゲームは違います。


参加人数に応じた、一定人数以内に追いつかれてしまった場合、ケルベロスに取り込まれ、ケルベロス陣営へと変化します。

もしケルベロスの移動するマス数が、最後尾のプレイヤーのマスよりも先であった場合でも、追いついた時点で終了となり、ケルベロスコマは最寄りの捕食スペースまで戻ります。


捕食が発生した場合も、ケルベロスダイスはスタート位置まで戻り、さらにケルベロスの怒り(ダイスの数字)も3まで戻ります。

陣営が変わったプレイヤーは、使用済みのアクションカードを回収し、裏向きにします。


その時持っていたサバイバルカードは全て破棄してください。

陣営が変わった際にできるアクションは、人陣営の時とあまり変わらず、移動対象がケルベロスコマに変わり、カード獲得時に引けるカードが裏切りカードになります。

勝利条件

人陣営:脱出船で脱出

ケルベロス陣営:プレイヤーの全滅

やってみての感想


追いつかれたらゲーム脱落かと思いきや、陣営が変わり他のプレイヤーの邪魔をするというところがすごく面白いなと思いました!


参加人数が多かったこともあり、ケルベロス陣営が5人まで増えたんですが、そうなるともう人陣営側は勝ち目がほぼなくなるところはバランス調整が必要だなと感じましたね。

遊び方はとても好きな感じなのでそこだけちょっと残念でした。

中途半端に協力したり、中途半端に邪魔したりするとほぼケルベロス陣営の勝ちなので、人陣営として勝利しようと思ったら、早めに誰かを蹴落とさないといけないので、謙虚な日本人的には辛いものがあるんじゃないでしょうか…w


そこを解決するためにあらかじめ番号でも決めておいて、ダイスを振って出た目を対象プレイヤーとして選べば不公平感もなくなって誰でも楽しめるんじゃないかなと思いました。

次回遊ぶときはこれを提案してみようと思います!

というわけで今回はここまで!

また次回〜

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