宅録をする際のマイク選び

配信・ボイス収録

コロナの影響で自粛要請が出ている中、Zoomやハングアウトでミーティングを行ったり、スマホで自宅から配信を行ったり、宅録で音声収録を行ったりしようとしている方が増えていると思います。


これをきっかけに、自宅の録音環境を整えようとしている方も多いのではないかと思います。
ただし宅録で出来る事と出来ないことはありますので、そこは注意する必要があります。

全部宅録で済ませられるなら、そもそもスタジオは要らない


スタジオ収録のメリットは色々あります。


声優の方は、ひょっとするとスタジオの最大のメリットは、「プロ仕様の高価な機材で最高の音質で収録が出来ること」だと思うかもしれませんが、声を編集する立場から考えると、スタジオのメリットは音に含まれる空間を消せることだと思います。

人間の耳は非常に良くできている


人間の耳は、目の前から発している音に対して非常に敏感で、音を聴くことによって、音の発生場所や自分のいる空間がどういう場所なのか(室内なのか屋外なのか、大きさ、壁の材質など)を、目が見えなくても把握することが可能です。


音場を感じるとか言ったりします。
普段からみなさんの耳は、音からたくさんの色々な情報を得ています。

声のみを抽出する


このように音には、様々な情報が乗っています。
宅録を行う場合にも、このような音が一緒に収録されてしまいます。
そして音声コンテンツを作る際には、これらの情報がとても邪魔になります。


例えば、外で会話しているシチュエーションなのに、部屋の中に居るような声が聞こえてきたら、聴いている人の脳は混乱してしまいます。


ノイズっていうと、「ピピーガーガー・サーザー」っていう音を想像するかもしれませんが、こういった必要の無い情報音を全てノイズと呼びます。

スタジオのメリットは、この音場を感じさせる情報をカットし、本来必要な「声」のみを抽出できるところにあると考えています。


これを宅録で行うのは、なかなか難しいところなのです。

宅録に向いている内容とは?


最近は安くてもキレイな音が録れる機材もありますので「高価な機材じゃ無いと品質が…」ってこともあまりありません。
逆に音場が気にならないような収録であれば、宅録でも充分です。


例えば、トーク中に後ろでBGMを流すようなものは、BGMでノイズをある程度かき消してくれるのでそれほど違和感は感じなくなります。
PVやナレーションなどでも後ろにBGMが流れていると、あんまり気にならなくなります。

マイクはコンデンサーマイク?ダイナミックマイク?


マイクには大きく分けて、コンデンサーマイクとダイナミックマイクの2種類があります。

スタジオでよく見るマイクはコンデンサーマイクです。
色々な音をきめ細やかに拾ってくれます。
ファンタム電源が別途必要になるのと、湿気などマイクの取り扱いに若干気をつかう必要があります。

普段の生活でよく見るマイクは、ほとんどダイナミックマイクです。
安くて丈夫で使いやすいです。マイクから少し離れると音を拾いにくくなりますが、逆に言うとピンポイントで音を拾えるということです。

宅録を行う場合ですが、私はダイナミックマイクをオススメします!


コンデンサーマイクは音をクリアに拾ってくれますが、周りの音もクリアに拾ってくれます。
部屋の外の騒音なども拾いますし、声の響き具合で部屋の大きさも分かってしまうかもしれません。


それらを編集で取り除くのは難しいです。
コンデンサーマイクを使用するのであれば、部屋の環境もそれなりに整えていく必要があるでしょう。

こういった防音室を用意するのも良いでしょう

ダイナミックマイクはマイクの周りの音を中心に拾うため、マイクの前でしっかり声を出せば、キレイに声を拾ってくれますし、ある程度余計な音を省いてくれます。
ここでのポイントは、音質を多少犠牲にしても聴いてる人に余計なノイズ情報を伝えないということです。


そしてダイナミックマイクだからといって、あなたの声の魅力が下がるなんてことは決してありません。(逆もしかりです)

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コストバランスを考える


音質はマイクだけで決まるものではありません。


闇雲にマイクにお金をかけるくらいなら、周辺にコストを掛けたほうが良い場合もあります。
例えば録音の際にパソコンを使用して、パソコンのマイク端子にマイクを繋いで録ろうと思うかもしれません。


しかしパソコンは排気の音や、電気的なノイズが乗りやすく、キレイな音を録るのにはあまり向いていません。
(ミキサーをUSBで接続している場合も、以外と電気ノイズが乗ったりします)


最近ではデジタルレコーダーもとても安く手に入りますので、こういうものを使用すると部屋の中を静かにする事が出来ます。

特に電池で動くものがノイズが乗りにくくオススメです。


マイクの接続がXLR端子の場合は、デジタルレコーダーに繋げる際に変換ケーブルが必要になるかと思いますので注意が必要です。
あと編集を行う際は音声ファイルを取り込む為に、PCと繋げる必要があるので、USBケーブルなども必要になるかもしれません。


あとはマイクを手で持たないようにするためのマイクスタンド、息が吹いてしまわないようにするポップガードを用意しましょう。

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それなりのヘッドホンでちゃんと聴くと宅録した音声は「ああ、部屋の中で録ってるな」って分かってしまいます。


しかしそれで十分な場合もたくさんあります。
割り切りとバランスが大事だと思います。
でもやらないよりはやってた方が絶対に良いですので、宅録できないかなって思っている人は参考にしてみてください。


ちなみにご近所の迷惑にならないよう、騒音には充分ご注意ください(汗)

「やっぱり宅録じゃ満足出来ない!」って方は、是非ぴこすのスタジオもお試しください。

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