【ZED10】ミキサー設定、音を撮る際に気を付けたいこと【ALLEN&HEATH】

配信・ボイス収録
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ミキサーを上手に設定して綺麗に音を撮ろう!


どうも、 がんちゃんです!



最近スタジオでちょこちょこ、学習を兼ねていろんな機材と触れ合っている僕です

自宅で使っている2000円のマイクと違って、音の拾い方が綺麗だったり、ミキサーもあるので同時に色んな音を拾ったりできるのでこっそり何か配信でもしようかと企んでいます



さて、今回はそんな機材についてのお話

マイクとミキサーの設定の基本について僕が試したことと合わせて、ご紹介したいと思います

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ゲインとレベルってなに?

ミキサーやオーディオインターフェイス、またアンプなどによくゲインやレベルというものがついていると思います。


昔はどっちも音量でしょ?なんて思ってました。

でも実は違って


ゲインはマイクの入力感度のようなもの

ゲインを上げると、マイクが小さい音も拾うよ!という状態になります



レベルは入ってきた音を増幅して出力するもの

入ってきた音を大きくして送るよ!という状態になります

勘のいいひとなら何となくわかると思いますが、ゲインを上げすぎると小さい音を拾いすぎてそれがノイズとなり音質が低下してしまいます。

実際にお試しで撮ったものと合わせてご紹介させていただきます

今回使用した機材

【マイク】

RODE NT1-A

輸入品なので価格変動しますが大体25000円~30000円前後

https://amzn.to/3dcL4uG


【ミキサー】

ALLEN&HEATH ZED10

Amazonで24800円

https://amzn.to/2Sw3dNe

マイクのセッティング

マイクスタンドにNT1-Aセットに入ってる機材を諸々セッティングします。

今回はミキサーのLINE1に繋いでいます。

高性能のコンデンサーマイクは特に音を拾ってくれるので、吸音材があると声の反射音などを拾いにくくなるのであった方がよりよく録音ができます。

細かい詳細な設定については別途記事を作成中ですのでお待ちください。

余談ですが、NT1-Aは単一指向性でマイクについてる丸ポチが音を拾う方向になるので、写真の赤枠部分が手前に来るようセッティングしましょう

ミキサーのセッティング

【パターン1】

ゲインを高め、レベルを低め設定



【パターン2】

ゲインを低め、レベルを高めに設定



今回はゲインとレベルの違いを分かりやすくするため、ちょっと極端な例ですが2つのパターンで設定してみました


パターン1はゲインが高めでレベルを低めの設定
状態としてはマイクの入力感度が高く、出力する音は少し大きくする状態



パターン2はゲインが低めでレベルが高めの設定

状態としてはマイクの入力感度は低め、出力する音は結構大きくする状態


こちら2つの設定で撮り比べて音を聞いてもらいたいと思います。

※今回は音をわかりやすくするため、あえて防音室内の換気扇をつけっぱなしで録音しています。

実際にご利用になる場合は、スイッチで換気扇をオンオフできますのでご安心ください。

とりあえず撮ってみる

まずはパターン1の方から

パッと聞いた感じはいい感じに撮れているように聞こえますね

結構ゲインを高めに設定したのでもっと防音室内の換気扇などのノイズを拾ってくれるかなーと思ったんですが、そうでもなかったです

設定変更してみる

今度はパターン2で設定したゲインを低くしてレベルを高くした状態の設定です。



正直もっと明確に差が出ると思っていましたが機材の性能でしょうか。

ただ少しわかりづらいかもしれませんが、ヘッドホンなどをした状態でより音を大きくして聞いてみるとパターン1の時は若干音がこもっていたのに対し、こちらは少し綺麗に撮れているかなぁと思います。

またどちらもかなり音を大きくしていくと防音室内の換気扇の音が聞こえますが、パターン2の方が少し小さめな印象

※このあたりの音の違いを確認したい方は、端末などの音量最大+ヘッドホンアンプなどでさらに音を大きくすると聞こえます

パターン1の音が少しこもっているように聞こえたのは、おそらくマイクの感度が高かったことで、自分の声が反射した音も拾っていたためでではないかと思われます。



どうして声が反射するの?という疑問については宅録をする際のマイク選びに少し書いているので見てみてください。

お風呂で歌っているときなどをイメージすると反射音というものがわかりやすく感じるかもしれません。

基本的にはゲインは小さめ、レベルは大きめ設定の方がいい

今回はそこまで極端にノイズが乗っていたりということはありませんでしたが、音を収録する際はパターン2の設定の方がいいです。

理由としては、録音をした後音量を調整(基本的には音量を上げる加工をする)する際ゲインが大きいと加工前は聞こえなかった小さなノイズを拾ってしまっていて音を大きくした際に聞こえてしまうようになることがあります。


それだけで音質の低下につながってしまうので、なるべく声のみを撮れるのが理想です。
もちろん加工でノイズ除去などもできますが、ノイズがあるよりはないほうがいいですよね。

また感度が高いと声の反射音を拾う可能性も高くなるので、ゲインは低め設定の方がいいです。

声の反射音はサーッというノイズと違って消すのが難しく、せっかくの綺麗な声が台無しになってしまいます。


例え元の音が小さくても、後で上げることは可能なのでゲイン低めでなるべく声だけ撮ったものをレベル高めで大きくして出力するというようなイメージでいいのかなと思います。

まとめ

さて、今回はスタジオにあるミキサーの設定の仕方の基本についてご紹介させていただきました!


軽くまとめると

POINT

・ゲインを高くするとマイクの入力感度が上がる、レベルを高くすると出力される音量が上がる
・収録をするときはゲインを低め、レベルを高めで設定すると◎
・なるべく目の前の音のみを撮ってあとで大きくするというイメージ


この辺りに気を付けてミキサーの設定をするといいのかなと思います!

また、この考え方はどのミキサーにも共通して言えることなので同じミキサーを持っていない!という人も試してみてください!



今回の検証ではスタジオにある機材を使ったので価格が高めな機材にはなりましたが、高い機材でないとできないわけではないのでより綺麗に撮れるようになればと思います!



というわけで今回はここまで!
また次回~

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