ボードゲームの起源ってなんだろう?
どうも、がんちゃんです!!
みなさん、今日もボードゲームしてますか?
流石に毎日遊ぶのは厳しいですが、月1で遊んでる!みたいな人は結構多いんじゃないかな?と思ったりしてます。
さて、普段何気なく遊んでいるボードゲームですが、最近紹介記事を書いていて「ヨーロッパで作られたボードゲームってなんか多くない?そっちになにかあるんだろうか?」という些細な疑問から、せっかくだし起源を調べてみよう!ということになり、ついでに調べたことのまとめとして記事にしてみました!!
う〜ん、なんでも調べたい時にはまずウィキペディア
便利な時代になったもんですねぇ
というわけで行ってみましょー!
※この記事は私こと、がんちゃんが独自に調べた限りのことに基づいて記述されている記事のため、事実と異なる可能性があります。ご了承の上、お読みください。
【現在判明している世界最古のボードゲーム】
エジプトの紀元前3500年から紀元前3100年ころの遺跡から発見されたセネトというゲームらしいです!
セネトとはなんぞや…以下、ウィキペディアより引用
【歴史】
これまで発掘されたあらゆる古代のボードゲームの中で、最も古い遺物がセネトであり、おそらく世界最古のそれである。王朝誕生以前のエジプト(紀元前3500年頃)とエジプト第1王朝(紀元前3100年頃)の両方の墓で発見されている。また、Merknera(紀元前3300年 – 紀元前2700年)や、エジプト第3王朝のHesy-Ra(紀元前2686年頃 – 紀元前2613年)、Rashepes(紀元前2500年頃)の墓の絵の中にもセネトが描かれている。
エジプト新王国の時代(紀元前1567年 – 紀元前1085年)には、セネトは死者の旅のための護符になった。ゲームにおける運の要素と、エジプト人の決定論への信頼がその理由で、成功したプレイヤーは、国の神殿の偉大な神々、ラー、トート、しばしばオシリスらによって守られると信じられていた。そのため、来世までの危険な旅のために、セネトは大抵、墓の中で他の実用品と共に置かれ、ゲームは死者の書の第17章で言及された。ゲームはレバント、キプロス、クレタにも広がったが、宗教的な意味は弱まった。
(Amenhotep IIIの墓からのSenetゲーム – ブルックリン美術館 – 2006年9月22日にderor aviによって撮られた写真。)
すごいオシャレな見た目してますね、青色が素敵。
現代とは違ってどちらかというと宗教的な意味合いが強かったみたいですね。
感覚的には運勢占いとかに使ってた感じでしょうか…。
今では身近なゲームが神聖なものとして扱われているのは不思議な感じがしますねw
せっかくなのでルールも引用しておきます。
【ルール】
セネトのゲーム盤には、30個の四角のマス目があり、10行が3列ある。2揃いの駒(それぞれ、少なくとも5つの駒があり、それ以上のものもある)を使う。セネトは2人のプレイヤーによる、レースゲームである。駒の移動は投げ棒や、しばしば指関節の骨を放る事によって決定された。
実際のルールは、歴史学者による学識に基づく推定が行われたが、まだ議論の的になっている。ティモシー・ケンダルとR・C・ベルの2人のセネト歴史学者は、それぞれ異なるゲームのルールを提案した。これらのルールはセネトのゲームを販売する別々の会社に採用された。
ダイス代わりに骨を使っているというあたりには古代感を感じますw
実際のルールはまだ議論の的になっている、というはなかなか面白い点ですね!
まぁ5000年以上も前のものですし、本当のルールは神のみぞしるってところですね…
【紀元前にできたゲーム】
セネト(最古のゲーム)
・紀元前3000年頃に似たようなゲームが作られ、日本の双六やバックギャモンの起源になる
・紀元前2600年頃に20マス版ができる
メーヘン(ルール等はわかっていないらしい?)
【ここまででわかること】
・昔は2人プレイで遊ぶゲームがほとんど
・今ほどポピュラーなものは少なく、神聖なものとして扱われていたこと
【割と誰でも馴染みのあるゲームの誕生】
紀元前が終わりに近く頃、僕たちにも馴染みのあるゲームが生まれ始めたみたいです。
・春秋時代(BC 770~403)に中国で囲碁が生まれる
・6世紀頃、インドでチャトランガが生まれる(チェスや将棋の起源になったと言われている)
チャトランガには2人制ルールと4人制ルールがあり、2人制ルールがいろんな地域に伝わり、チェスや将棋が生まれた、と言われているらしいですね。
チャトランガのボードの写真、ウィキペディアより引用(写真:Yanajin33)
見た目はほぼほぼチェスって感じですねw
【ここまででわかること】
・ゲーム性に運の要素より戦略性を重視したものが生まれ始める
・紀元前終わり頃から神聖なものからより一般的に遊べるものへの変化が生まれる?
【アフリカ】
・マンカラ
【インド】
・チャトランガ
・パチーシ (後に米国で「en:Parcheesi」となる)
・蛇と梯子(インド発祥。生まれた時代は不明。19世紀にイギリスへ)
【ヨーロッパ】
・チェス
(インドのチャトランガが、ペルシャに伝わり、いくつかの経路で9世紀にはヨーロッパに伝わり、西暦1000年ころには全ヨーロッパに広がり、1200年ころからルールの改変が行われた。1475年ころにはおおむね現在のチェスのルールになったらしい)
・チェッカー
・ナイン・メンズ・モリス
(古代ローマ時代に生まれたと考えられ、中世イングランドで流行)
・en:Tafl games
(北欧、5世紀の初め頃から。ヴァイキングのゲームとも呼ばれる。地域により、盤の大きさなどが異なるものが存在する)
・en:Fox games
(北欧、14世紀以前。ヴァイキングのゲームと同様に、対戦するプレーヤーの駒、ルールが非対称。この種のゲームの一つである「Halatafl」は「キツネの尻尾」という意味。キツネとガチョウの原型となった)・ドミノ
(中国の牌九で使われている牌を用いて、18世紀ころにイタリアでルールを改変して遊ばれ始めたらしい)・フィドヘル
(しばしば「チェス」と翻訳されるケルトのボードゲーム。ルール等の詳細は不明であるが伝承では単なる遊戯ではなく神秘的な役割を持っているとされる事がある。)【米国】
・Halma(ハルマ)
(米国、1883年か1884年。en:Chinese checkers、ダイヤモンドゲームの原型になったもの)【メソアメリカ】
・パトリ
(アステカのボードゲーム。それ以前のテオティワカンやマヤでも同様のゲームと思われる盤のあとが残る。)・プルック
ブル (英語版)、 マヤのボードゲーム。ゲームの存在に関する最初の報告は1902-1903年だが、それより前から存在した。【アジア 中国】
・囲碁
・シャンチー(象棋)(中国将棋)
・牌九(パイゴー)【朝鮮】
・チャンギ(朝鮮将棋)
・ユンノリ【日本】
・連珠
・将棋
・中将棋
・軍人将棋
・双六
・福笑い
・ごいた(北陸地方)
・うんすんかるた(人吉市)
・掛合トランプ(掛合町)
・十六むさし
インドとヨーロッパってあんまり関わりなさそうなイメージだったのでチェスがもともとインドから伝わったものっていうのにはびっくりしました!
日本はあるもののアレンジ版が多い印象ですねw
日本人らしいといえばらしいのかな?
【ここまででわかること】
・日本発祥だと思っていたものが、ほとんど海外から来たもののアレンジであるものが多かったこと
・元あったものがアレンジされて制作されているところを見ると、世界的、歴史的にみても現代のボードゲーム事情とそんなに変わらないこと
・神聖なものとして扱われていたボードゲームがほぼ一般化していること
せっかく普段遊んでいるものなのでもっと調べてみようと軽い気持ちで調べてみましたが、約5000年ほどの時間を経てなお、姿形を変えてはいるものの、現代でも遊ばれているというのには感慨深いなと思いました。
神聖なものから一般的なものへと変化しているところはあれど、娯楽という意味では昔の人も今の人も同じなんだなぁと感じることができました。
より一般的になったことが、ゲームの普及に一役買い、ここまで広まっているところを見ると、「誰でもできる」というところが結構重要なのかなと素人なりに思いました。
というわけで長くなってきたので、この辺りで一旦終了しようと思います!
次回更新はボードゲームの起源ってなんだろう【後編】を予定しております!
現代のボドゲブームのきっかけを調べたり、なぜヨーロッパ圏で有名になっているボードゲームが多いのかというところあたりに触れられたらいいなと思います。
次回更新をお楽しみに!
ボードゲームを楽しく遊んでいく番組【ボードゲームプラネット】
youtubeチャンネルあります!↓
※動画の撮影、編集、配信はぴこすスタジオで行っています!
動画の出演者もまだまだ募集しています!詳細はこちら
動画収録風景記事も公開しました!ご参考までに見てみてください。記事はこちら
出演にあたってどういうことをするのか聞きたい!等ご質問ございましたら、気軽にお問い合わせからご連絡ください。お待ちしてます。
がんちゃんプロフィール 鳥取県出身、千葉在住の27歳男子 25歳の時にスーパーの仕事を辞め、思い切って上京。 仕事先の繋がりでボドゲカフェに行き、見事ボドゲにハマる。
コメント