2019年、グランブルファンタジーのリアルイベント!
どうも!がんちゃんです!
年末年始といえばイベントが多くなる時期ですね。
僕が普段からよく遊んでいるソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」
リリースから約6年ほど経っているゲームで今も人気ですね。
3年前からリアルイベントが始まり、毎年参加していたんですが、去年末で開催3年目を迎え運営側もこなれてきて、会場内の整備とかがちゃんとしてきたように思います。
こんな感じのディスプレイの見せ方をしている!とかどういった点が変わっていったか?なんかをお伝えしてコンテンツ作りの参考になればと思ったので、みてみてください!
グランブルファンタジーとは?
そもそもどういうゲームなの?という方のために軽くご紹介しておきます!
【遊べるプラットフォーム】
・ブラウザ
・スマートフォン
【世界観】
・文明水準はおよそ近世
・空に浮く島々があり、それぞれの島を結ぶ騎空艇(きくうてい)という飛行船のようなもので行き来をする。
・騎空艇を操縦する人のことを騎空士(きくうし)と呼び、冒険が盛んである。
・主人公たちはこの騎空士となって旅をすることになる。
・高度な文明を持った星の民という民族が騎空艇などの突出した技術のものを作り、各地に現代も残っている。
・現代に生きる4種族の民のことを空の民と呼び、過去星の民と覇空戦争と呼ばれるものが起き、戦争終了後星の民は姿を消した。
【シナリオ】
・父親も騎空士であった主人公は、父から空の果て「星の島イスタルシア」にて待つ、という手紙をもらうところから始まり、蒼の少女、赤き竜や仲間たちと共に、空の果て「星の島イスタルシア」を目指す。
大体こんなところでしょうか?
キャラクターの名前なんかの元ネタは、主に神話系が多いのはRPGの定番といったところでしょうかね。
細かい説明をし出すとキリがないので、気になる方は実際に遊んでみてください!
開催会場・チケット情報
日時
- 2019年12月13日(金) 9:00 ~ 18:00(最終入場時間 17:30)
- 2019年12月14日(土) 9:00 ~ 20:00(最終入場時間 19:30)
- 2019年12月15日(日) 9:00 ~ 20:00(最終入場時間 19:30)
※各日9:00から先行入場、9:30から一般入場開始
チケット
- 入場券:4,000円(税込)
- 入場券 + VR四騎士体験権:5,000円(税込)
- 入場券 + VR四騎士Lite体験権(※):4,500円(税込)
- 入場券 + グランサイファーライド体験権:5,000円(税込)
- 入場券 + メイクサロン体験権:5,000円(税込)
- 入場券 + グッズセレクションセット:18,000円(税込)
会場
- 幕張メッセ4-8ホール
- 〒261-0023 千葉市美浜区中瀬2-1
- 電車でのアクセス:JR京葉線「海浜幕張駅」から徒歩約5分
運営
- Cygames(サイゲームス)
イベント内容
イベント内容は大まかに以下のものになります!
色々な展示物
・ゲーム内に登場するものの模型展示
・ゲーム内過去開催イベントに関連する映像の展示
・季節イベントで行ったプレゼント等の展示
などなど…
会場内限定イベント
・ゲーム内のものをモチーフにしたアトラクション
・ステージイベント
・コラボカフェで出ていたものの飲食ブース
・据え置きゲームリリースに向けた体験ブース
などなど…
会場内展示
登場キャラクターや建造物の模型
星晶獣の展示
入場してまず目を引くのはこの大きなサイズの展示
冒頭で説明した星の民が残したものの一つ、星晶獣(せいしょうじゅう)の展示です。
このキャラクターたちは、ストーリー中に出てくるボスでもあり、後の味方でもあるプレイヤーたちにとっては切っても切れない存在です。
ストーリーとは別に、ゲーム内で強くなるために何度も倒して素材を集めて、と幾度となく顔を合わせることになるキャラクターたちでもあるので、より愛着があるものだと思いますw
年々クオリティが上がっており、造形がきれいになっています。
2枚目のバハムートは2019年初登場の展示です。
同じイベントを開催するのであれば、ブラッシュアップはかなり大事です。
たびたびイベントに登場する居酒屋の内装イメージ
期間限定イベントなどの会話シーンで度々登場する居酒屋の内装イメージ展示
スタッフに声をかければ、展示内にはいることができ、おふざけイベントで使われることが多いシーンなので、友達同士でシナリオを再現して写真を撮るといったことによく使われていますねw
なんとなくゲームの中に入れたような気持ちになる一体感を味わうことができる展示になっています。
過去にゲーム内で開催されたシナリオイベントの予告(映像付き)
グランブルーファンタジーでは毎月期間限定のシナリオイベントを開催しているんですが、開催1週間前頃になると予告ボイス付きバナーが出てきます。
その時に流れるボイスに合わせた映像が、静止画のアニメーション映像ではありますが流れています。
あーこんなイベントあったねと振り返ることができたり、実際に画像や映像がついていることによってゲーム内で聞くものとはまた違った形で見えるというところでうまく再利用かつ、実際にイベントに参加することによって見ることができるちょっとしたメリットといったところでしょうか。
騎空艇:グランサイファー
物語の中核を担う、騎空艇:グランサイファー
主人公たちの移動手段として登場し、色々な困難を共に乗り越える船なので、プレイヤーの愛着がかなり大きいものでもあり、こうして展示内容に選ばれている部分もあるんじゃないでしょうか。
ゲーム内では細かい外観の描写は書かれておらず、こうして模型になることでどういった設計で作られているのかを知ることができます。
設定資料集も販売はされていますが、模型になるとよりイメージがしやすいですね。
ゲーム内に登場する武器の模型
ゲーム内に登場する武器の模型です。
少しコアな展示ですが、このゲームは武器を集めることでキャラクターが強くなるというのがメインのシステムになっています。
展示されている武器は中級者上級者が使うものがほとんどで、リアルイベントに来るような層は、ゲーム愛があり、やりこんでいて知っていることを前提にしているものではないかと思われます。
リアルイベントに参加するであろうプレイヤーのやり込み度などを想像し、ターゲット層に合わせて展示しているんだろうなぁと感じました。
イベントを開催するのであればどういった層を狙うのか?というのはやはり大事ですね。
実際に写真を撮っている人もたくさんいました。
季節系プレゼントキャンペーンの原画展示
ガラス越しだったので、どうしても反射して僕が映り込んでいますがご了承ください。
バレンタインやホワイトデー、ハロウィンにクリスマスといった季節ごとに、キャラクターにプレゼントを贈ることができ、そのお返しとして専用の色紙だったり、ポストカードだったりが貰えるものを毎年開催しています。
ここでのすごいところは展示もさることながら、お返しのプレゼント内容の方だと思っています。
一見するとどこにでもあるような、原画の展示ですが右下の色紙に書かれているキャラクターは、1イベントで登場しただけのキャラクターだったりします。
続編シナリオが始まった際に出てくることもありますが、1台詞しかないようなキャラクターにでもプレゼントを贈ることができ、必ずそのキャラクターの書き下ろしで特典が返ってくるというところはかなりの注目点じゃないかなと思います。
1個人のコンテンツではここまで網羅するのは厳しく、大きな企業だからこそできるものではあると思いますが、こういったプレイヤーへの還元の仕方は一つのパターンとして参考になるのかなぁと思いました。
会場内イベント
キャラクターなどをモチーフにしたミニゲーム多数
ミニゲームが遊べるブースが各所に点在しており、キャラクターが持っているものを使ったちょっとしたミニゲームがいくつもありました。
実際の内容はおみくじだったり、モグラ叩きだったり、黒○げ危機一髪だったりと馴染みのあるゲームばかりでしたが、見た目を変えたり名前を変えることでちょっと面白く感じてしまうのは不思議なものです。
作ってみたコンテンツで自分なりに面白いはずなんだけど、何故か見てもらえない、遊んでもらえないと思うようなものがあれば見た目や名前を少し工夫することで変化が生まれるかもしれないのでぜひ試してみるといいんじゃないでしょうか?
遊んだ後にもらえる特典を集めるために色々遊んでいる人もいました。
そういうものも用意するといいかもしれませんね!
列に並んで綿飴をもらったりもしました。
ステージイベント
トークステージ
開発陣営と司会進行声優さんたちによるトークイベント
過去のイベントの振り返りをしながら、どうしてこのキャラはこうなったの?などの質問を重ねながら、ここでしか聞けない開発裏話などなどあったりしました。
ライブステージ
【StellaMagnaによる楽曲ライブ】
ゲーム内の楽曲を作っている人たちのバンド演奏がありました。
色々とライブ映像も見れるはずなので、気になる方はStellaMagna(ステラマグナ)で検索してみてください。
ゲーム内楽曲は個人的にかなり好きで、ゲーム業界では有名な人が作曲をしていたりする部分もありますが、それに加えてライブでしか聴けないゲーム内楽曲のアレンジだったり、歌詞入りの曲アレンジだったり、ライブならではの盛り上がりに合わせた歌唱の迫力はかなりの人気でした。
ここでしか聴けない、見れないというのはイベント参加への動機の一つにつながるんじゃないでしょうか?
人気すぎてステージの写真は撮れず…
【3Dホログラムキャラクターライブ】
ボーカロイドのライブなんかで使われているような技術を使ったライブかな?
こちらは参加日以外のイベントだったので、写真は撮れず。
人気キャラクターのキャラソンがいくつかあるんですが、そのキャラクターの3Dホログラムを作って動かして歌わせるステージでした。
後々動画を見ましたがかなりのクオリティー、なんとなくこのゲームプレイしたことあるけどそこまでは見たことないという人は見てみるといいかも?
キャラクターもののコンテンツを作っている人は、テーマソング作ってみるとかそういった方向のコンテンツ展開の仕方もありですね。
【キャラクターの中の人同士によるトークショー】
冬ということもあり、コタツがあるような部屋っぽいブースで声優さんが生放送しつつトークをするというコーナーがありました。
視聴者交流型のようなものでイラストを紹介していたりして、その場で見ている人に聞いてみましょー!とかいって交流したり、憧れの中の人と交流できた!という楽しみの一つとして盛り上がっていました。
これもゲームのファン、かつ中の人のファンというターゲットを絞ったブースではないでしょうか。
公認コスプレイヤーによるアクションステージ
サイゲームス公認のコスプレイヤーの人たちが、ステージ上でちょっとした舞台アクションのようなパフォーマンスを行うステージイベントもありました。
もちろんコンテンツ系のイベントなので、一般参加の人たちでもコスプレができるブースがあり、参加者同士の交流の場としても使われています。
ツイッターで知り合った人同士がここで一緒にコスプレしたりと、ファン同士の交流の場をどこかに設けると、繋がりがあることでゲームを続けるモチベーションに繋がったりもするので、そういう場を作ってあげるのも大事じゃないでしょうか?
この日のために準備している、というツイートもよく見かけるのでイベント参加へのモチベーションの一つになると思います。
イベント参加を通して見えてきた工夫
イベント参加への工夫
イベント自体が3日間というボリュームでの開催となっており、開催側としてはなるべく3日間とも来てもらえるのが理想ですよね。
イベントスケジュールあたりをみると少し見えてきたのは
- 目玉になるステージイベントを分けている。
- 同じステージイベントでも日によって内容が異なる。
- 随所に特典あり
といったところでした。
単純にやりたいイベントが多くて1日じゃ入りきらないから3日にしている、というところももちろんあるとは思いますが、ライブステージは参加日によって異なる内容だったり、ミニゲームを遊ぶことによってもらえる特典がランダムなので、欲しい特典が出るまで参加する、といったような集客の仕方もあるんじゃないかなぁと思っています。
後は上記のような熱いファン向けだけでなく、今まで来たかったけどスケジュール的に難しいという人のために開催日程を伸ばしたという点もあると思います。
会場案内・混雑緩和の工夫
僕自身、3年連続の参加をしていて色々と直していっているなぁと思う点がいくつか感じられました。
- 移動式基地局の増設による通信混雑の緩和
- 会場自体の拡張
- 物販ブースの増員
- 整理券をアプリで取れるようにして混雑の緩和
などなど…
他にもいくつかありますが、目立って見えるのはこの辺りじゃないかと思います。
正直1年目の開催では、会場案内、電波、物販ブースは見られたものじゃないレベルで酷かったのを覚えています。
初開催なのでどうしても出てくる部分だとは思いますが、ちゃんと何が問題だったのかを把握し、次回開催時にゼロにはできなくても少しずつ改善している。
こういったところから、何かイベントを開催する時に起こった問題点は必ず把握しておくのが大事だなと感じました。
直そうとしている姿勢が見えることで、事前情報で色々あったからいくのをやめていたような人を、実際に行って改善しているのを体感した人が次回参加時に誘ってくれる、といったことにも繋がるんじゃないでしょうか。
荷物削減の工夫
イベント参加の特典として、スタンプラリーをするとリアルガチャといって、ゲーム内アイテムがもらえるシリアルコードを貰えるガチャポンにチャレンジできます。
そのスタンプラリーをするためのスタンプカードが最初は首から提げるタイプのカードで、会場マップやパンフレットを別で渡されていたものから、パンフレットの裏がスタンプカードに変わり、3回目の開催となる今回ではさらにサイズが小さいものに変わっていました。
こういうイベント参加時に僕は荷物になるものが増えるのは特に嫌いで、いい改善だなと感じました。
参加者が不便に思っているんじゃないか?と想像して実際に実践してみるだけでよりいいイベントになるかもしれないので、実践してみるといいのではないでしょうか?
もちろん感じ方は人それぞれなので、もし変えてみて問題が出るようだったら前の形に戻すか別の方法を取ればいいだけで、何もしないよりはいいと思います。
拡散の工夫
- Twitterでタグ付きで投稿した画面を見せるとスタンプがもらえる
毎年やっていることですが、これはスタンプラリーに繋がるものの一つで、やれば特典に繋がるので参加者は自発的に行動してもらえますし、運営側としては宣伝するのに一つ手間が省けるのかな?と思いました。
イベントの拡散の仕方の一つとして参考にしてみてください!
まとめ
一通りイベント内容を通して共通しているような部分や、大事そうな部分を大まかにまとめると
- イベントごとにターゲットを絞る。
- イベント内コンテンツを作る際に、すでにあるものの形を変えてみる。
- すでに人気のあるものをより伸ばす。
- イベントでしか得られない、参加してよかったと思えるものを作る。
- 参加者同士のコミュニケーションの場を作る。
- 問題点の予想、把握、改善。
この辺りがうまくできると、参加してもらえる人が増えたりよりよいイベントが作れるんじゃないでしょうか?
僕自身も色々と企画をしてみていますが、試行錯誤の連続で失敗することばかりですが、次につながればOK!ということでアドバイスをもらいながら日々頑張っています。
なんだかイベントがうまくいかないなぁと思っている方や、新しくイベントになんか作りたいけどどうしよう?と思っているような方たちの参考になれば幸いです!
というわけで長々とお付き合いいただきありがとうございました!
今回はここまでとなります、また次回〜!
普段書いている記事はこちら!
がんちゃんプロフィール 鳥取県出身、千葉在住の27歳男子 25歳の時にスーパーの仕事を辞め、思い切って上京。 仕事先の繋がりでボドゲカフェに行き、見事ボドゲにハマる。 普段のお仕事はゲーム開発、ボドゲで遊びながら紹介記事を書いてたりします。 Follow @fumitaka_iwata
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