ボードゲームっていつ頃から流行り始めたの?
どうも、がんちゃんです!!
前回の記事から見てくださった方はありがとうございます!
見逃した方のためにリンクを貼っておきます!
【がんちゃん調べ】ボードゲームの起源ってなんだろう?【前編】
さて、前回は現代のボードゲームのブームが来る前のボードゲームの歴史について色々と触れてきましたが、今回はどのようにして流行りだしたのか、どういう経緯で日本に入ってきてブームに火がついたのかについて触れていきたいと思います!
それでは行ってみましょー!
※この記事は私こと、がんちゃんが独自に調べた限りのことに基づいて記述されている記事のため、事実と異なる可能性があります。ご了承の上、お読みください。
ボードゲームの流行り始めはだいたい20世紀の最後の四半世紀からだと言われているそうです。
それまでは日本では聞き馴染みのあるオセロとか五目並べとか人生ゲームとか…
やったことあるー、とかルールは知ってるみたいなゲームが生まれてたみたいですね。
ボードゲームを詳しく知らなくても名前は知っていそうなボードゲーム抜粋
・オセロ
・ジェンガ
・五目並べ
・人生ゲーム
・野球盤
(野球盤写真:Kuha455405)
・モノポリー
野球盤ってジャンルとしてはボードゲームなんだ…wと思った方は僕と握手しましょう。
確かに言われてみればボードでゲームしてるからボードゲームか…と思いましたw
【ドイツのボードゲームが現代ボードゲームブームの火付け役】
以下、ウィキペディアより引用
安田によれば、ボードゲームは20世紀の最後の四半世紀に爆発的に発展したとされる。具体的には1970年代後半の英米におけるウォー・シミュレーションゲームの発達とテーブルトークRPGの出現、それに続く1980年代のこれらのジャンルの隆盛を画期とする。とはいえ、こうした新しいボードゲームの潮流は1980年代後半に始まるコンピューターゲームの爆発的な発展によってユーザーの多くを奪われ、死に絶えたようにも思われていた。実際、安田によればアメリカの老舗のゲーム評論誌「Games」も1992年から1995年までは年間ベストゲーム一覧すら掲載出来ないような惨状であったとされる(安田2006)。
しかし、この間、密かに独自の発達を続けていたのが、本項で採り上げる、いわゆる「ドイツゲーム」であった。1970年代後半から1980年代初頭のあたりから後述する各種の特徴を持つ新しいスタイルのボードゲームがドイツで発売されはじめ、国内において独自の市場を確立させていった。1995年に発売された『カタンの開拓者たち』の大ヒットをきっかけに、翌1996年あたりからドイツゲームは世界的なブームを巻き起こした。
現在ではドイツは世界屈指のボードゲームの市場を持つ国であり、2007年には俗に言うアナログゲームの総売り上げが4億ユーロを突破しており、これはその時点でのドイツの玩具市場の総売上の17.8%を占めていた。20世紀後半よりドイツが突出したボードゲーム大国になった理由は様々な説があるが定説と呼べるものはない。説の一つには「ドイツでは労働厚生の制度がしっかりしており残業が少なく家族で過ごす時間が多くとることが出来るため、夜に家族全員で遊べるボードゲーム文化が発展した」というものがある。
この当時、日本ではドイツのボードゲームのことをドイツゲームと呼んでいたそうです。
【カタンの開拓者たち】なんかは、そんなにボードゲームをほとんど遊んだことがないような人でも聞いたことがある方はいるんじゃないでしょうか?
通称カタンと呼ばれているやつです。
日本語版は同一のルールでいろんな形にアレンジされて10種類ぐらい出てたりするみたいですね。
ドイツゲームの最大の特徴は【がんちゃん調べ】ボードゲームの起源ってなんだろう?【前編】でも紹介した、ダイス等の運によるものや戦略性の強いものを踏襲しつつ、対象を子供から大人までとした、ファミリー向けであるというのが最もな特徴みたいです。
【ここまででわかったこと】
・現代ボードゲームの流行りの走りは20世紀の四半世紀最後(1980年代あたり)
・ブームが来る前に一度、コンピュータゲームの普及により衰退した。
・ブームの火付け役はドイツ
日本でも同様に海外のブームをきっかけに実際に輸入され遊ばれたり、翻訳版が出たりして遊ばれ始めたらしいです。
以下、ウィキペディアより引用
日本では、1970年代から1980年代にボードゲームとしてのウォー・シミュレーションゲームが模型ファンに紹介されたことをきっかけに、遊び応えのある新しいスタイルのボードゲーム・カードゲームというものが日本でも発売されるようになった。エポック社やツクダ、バンダイなどからアメリカ製のボードゲームのルール翻訳版が発売されたり(『アクワイア』、『ディプロマシー』、『フンタ』など)、日本オリジナルのボードゲームも多数製作されていたのだが(『超人ロック』(黒田幸弘)、『魔法帝国の興亡』(大貫昌幸など)、この頃にはドイツ独自のボードゲーム市場自体が未成熟な状態であり、『スコットランドヤード』などのごく一部の例外を除いて日本に紹介されるドイツゲームはほとんどなかった。
しかし、1990年代に入ると日本ではボードゲームの氷河期にあたる時代になり、ボードゲームと言えば、将棋やオセロなどの古典を除くとモノポリーや人生ゲーム程度しかない状況が続いていた。かつて発売されていた「遊び応えのある新しいスタイルのボードゲーム・カードゲーム」もウォー・シミュレーションゲームのように書籍流通にシフトすることもできなかったため輸入品さえ国内では入手困難な状況となる。
一度ブームは来たものの、市場自体が出来上がっていなかったおかげで日本ではあまり広まらなかった、という感じですかね。
この時点ではまだ、一部の人が知っていて遊んで楽しむもの程度にしか普及しなかったようです。
そんな中「メビウスゲームズ」さんが1993年に創業し、多くのドイツゲームを販売することによってボードゲームの文化をなんとか繋ぎ止めていたらしいです。
ボードゲーム・カードゲームの販売店
ドイツのボードゲームを直輸入・翻訳・販売しておりボードゲームをしたことがある人ならなんとなくロゴを一度は目にしているのではないだろうかというぐらいには業界では有名
そうして、1995年にはドイツ本国でカタンの開拓者たちが発売されブームが巻き起こり、日本のアナログゲームユーザーたちにも広まり「ドイツのボードゲーム」自体の認知度が増したそうです。
以下、ウィキペディアより引用
21世紀に入ってからはルールだけでなくコンポーネントから日本語化した「完全日本語版」のドイツゲームの販売や、日本人の手による「ドイツスタイルのアナログゲーム」が作られるようにもなってきている。それらには海外のゲームショウに出展されたものもある。ボードゲーム専門誌も商業ベースで発刊されるようになった。2008年には BS日本でボードゲーム紹介番組「The ゲームナイト」が放映され、映像マスメディアへの露出も始める。2011年の東日本大震災の影響からの節電ブームでは「コンピュータゲームと違って電気を使わない」という視点から一般メディアにドイツゲームが注目され、日経新聞やNHKが取材をしたこともある。
日本語訳のついたゲームが販売されるようになったお陰で、ゲーム自体に馴染みやすくなり、徐々に広まっていったのち、日本独自でドイツのボードゲームの特徴に沿ったゲームが作られ始めたようです。
こうして密かなブームが段々と注目されるようになり、雑誌やテレビなどのメディアで取り上げられたり、イベントに出展したりと個人から企業まで自分たちのボードゲームを作る文化が徐々に出来上がっていった結果、今のボードゲームブームに至る。といった形でしょうか。
日本でもゲームマーケットというアナログゲームを販売する同人イベントが開催されるなど、現在でもかなりの盛り上がりを見せているようです。
僕も実際に今年の春初めていったのですが、なかなかの会場規模でビックリしました!
詳細は記事にまとめてあるのでそちらをご覧いただければと思います
さて、前後編に渡って色々と調べてみたことをつらつらと書いていきましたが、なにか皆さんの参考になることや新しい発見がありましたでしょうか?
あれば嬉しいですね。
調べていく上で思ったことやなんとなくわかったことをまとめると
・ボードゲームの歴史自体は5000年近くあること
・昔は今と違いゲーム感覚ではなく神聖なものが多かったこと
・元あるものを自分達流にアレンジして楽しむというところは今も昔も変わっていないこと
・よりたくさんの人に遊んでもらうには、より一般的(その人たちにとって分かりやすい?)であることが重要
・当初疑問に思っていた、ヨーロッパ圏のゲームが多いのは、ブームの火付け役がドイツだから
などなど…
まだまだ調べ足りなくて不足している情報は多々あると思います。
なにせ5000年も歴史があるものですからね…
普段、僕たちが何気なく遊んでいるボードゲームですが、こういった経緯がわかるとより親近感というか感慨深いものを感じることができるかもしれません!
皆さんのボードゲームライフがより豊かなものになれば幸いです。
今後もたまには紹介だけでなく、こんな感じの記事も上げていけたらと思います。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
また次回もお楽しみください!ではでは〜
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がんちゃんプロフィール 鳥取県出身、千葉在住の27歳男子 25歳の時にスーパーの仕事を辞め、思い切って上京。 仕事先の繋がりでボドゲカフェに行き、見事ボドゲにハマる。
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