本体は安かったが結局お金のかかる遊びだったMSX

この記事は MSX Advent Calendar 2015 の21日目の記事です。

今、私がゲーム業界で働いていられるのもMSXのおかげだと思う。
コワーキングスペースをやっているのも、たぶんMSXのせいだと思う。

MSX(アーキテクチャ)は入門機として適しているかどうか?
以前はMSXからスタートするのも良いんじゃないかと思っていたのですが、PS2全盛期の頃にトライエースの五反田社長に「今時上乗せ上乗せでアーキテクチャがごちゃごちゃしているMSXより、X68とかの方が入門でもとっつきやすいんじゃないか」と言われて確かにと思いました。
そこから更に時代は流れ、今はUnityもそうですし、Scratchなど、コードを書くというより、コンポーネントをどう組み合わせるかといった部分の比重が増えてきていて、あまりアルゴリズムを考える時間は減ってきている気がするし、ハードやアーキテクチャも抽象化によってどんどん隠蔽化されてきているので、ますますMSXの立場は(私の中では)なくなりつつあったりします。
その時点でコミュニティが活発なものを選んでおけば間違いない!

MSXは当時の他のパソコンと比べて安かったのですが、自分で思う存分カスタム出来る分、結果的には他のパソコンと変わらないぐらい金のかかるパソコンだった気がします。
MSX2バージョンアップアダプタとか親にせがんで買いましたよ。あれホント今思えば無駄だった。
2MB拡張カートリッジとか2~3個は作りました。
拡張FDDも何故か一杯作ったし、SASIカートリッジも自作しました。(誰かから設計書をもらった)
成長期にハンダの煙とか山ほど浴びてたけど、まだ無事に生きてます。
パソコン通信は、電話代が10倍になったと親がビックリしてました。
草の根BBSホストも1から作りました。
MSXで機械語をコンパイルしていると遅いので、PC98のノートを買って、MS-DOS上で動くCP/Mエミュレータを改造してMSX-DOS用のコンパイラを動かしてMSXのプログラムをPC98でコンパイルするとか、訳の分からない事を終盤ではやってた気がします。
そう、Windows95が出るまでは。

MSX(やそれを取り巻く環境)は私という人間の形成に大きく影響を与えました。
けどもうMSXに触れている時間は今後も無さそうだなぁというのが今の実感です。
昔は老後に時間が出来たらまた遊びたいなんて思ってましたけど、人生折り返し地点にきて思うこと。

老後も時間はきっと無い!

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